Wednesday, January 11 2017

ニュースポーツカーは作り出せる /HONDA NSX NA1

待ち合わせ場所でお会いしたときのオーナーの唐木さんは、少し心配そうな顔でした。こんなにステキなNSXに乗っているのになぜだろうと話を聞いてみると、このカスタマイズが受け入れてもらえるものかどうかずっと気になっていたのだそうです。

唐木さんがこのNSXに乗りはじめて6年、あえてシンプルなパーツの組み合わせでカスタムしています。「アメリカの西海岸を走っているようなストリートスタイルが大好きなんです。でも “えー!?” って眉間にシワを寄せられることもあるんですよ、この車種でこういうことをやってる人は少ないと思います。」 この体験が最初にお会いしたときのお顔につながっているわけですね。

だからといってもちろん自分のイメージするものを変えることはなく、むしろ静かに闘志を燃やして最善のカタチを追求します。フルオーダーのホイールはバドニック チズル、フロントは18インチ、リヤに19インチを履いています。数字を聞くより迫力を感じるのはそのバランスのよさゆえ。

美しいシルエットはワンオフのエアロパーツで構成。キーホールやアンテナ、ウィンカーはスムージングして一段とシンプルな仕上がりになっています。この車高でどこへでも出掛けてしまうのだから恐ろしい。

エンジンフードやパネルもワンオフ、室内に見えるNOSタンクがより気持ちを高めてくれます。

インテリアで最も気に入っているアイテムのひとつがシフトノブ。実はこれ、クルマをカスタムするときに使っていたエアツールやベルトサンダーを加工したものなのです。

仕事道具としての役目を終えても捨てられず、形を変えてもなお手に包まれているというのがなんともいえない温かさ。アイディアも、作ってしまう器用さも、唐木さんだからできることかもしれません。

生活のアシとして、相棒として、人生を投影する存在として、クルマとの付き合い方は千差万別。クルマの楽しみ方を一番わかりやすく教えてくれる私の先生は、こうして日々出会うカスタマイザーのみなさんなのだなと心の底からいつも思っています。

MAKERホンダ
MODELNSX
TYPENA1
YEAR1991
COLORレッド
WHEELバドニック Xシリーズ チズル F:9J×18 R:10J×19
TIREF:205/35R18 R:225/35R19
SUSPENSIONJIC車高調、直巻スプリング F:30k R:28k、アッパーマウント加工
ENGINENOS(タンク2個)、アメリカ製エキマニ、ワンオフマフラー、エンジンフードと内装にワンオフパネル
INTERIORバドニック ステアリング(トリロジー)、シフトノブ(エアツール、ベルトサンダー)、シート/ドアトリムをエクセーヌ/パンチングで張り替え、トランプビレットミラー
EXTERIORF:NA1+NA2 ワンオフバンパー+ダウンフォース製フロントリップ、サイドステップ R:NA2リヤアンダー+ディフューザー、R32用バックランプ加工、ワンオフサイドスポイラー

SHARE

TOP
×
CHANGE LANGUAGE