Monday, April 03 2017

セリカと旅する2700キロ /TOYOTA CELICA TA22

45年前のセリカと2,700キロの旅をする、しかも一人と一台で。
こんなステキな冒険を果たしたのは、1年半前からこのダルマセリカのオーナーになったうららさんです。

オーナーになって1年ほどは、メンテナンスをお願いしているショップから「少し走ってあげてください」と言われたほどあまり乗っていなかったそう。そんなときに転職のタイミングでちょうど休みが取れたこともあって、関東から九州までドライブ旅行をすることに決めたのです。

出発前はトラブルが心配だったので、ヒューズの予備を用意して交換の仕方を教えてもらい、JAFにも入って心の準備も万端。10月中旬の穏やかな気候に加え、お天気にも恵まれた旅だったそうで、トラブルなく走破できました。

福岡の門司港で行われる旧車イベントに参加するために出発し、山口、広島、神戸の夜景に、香川のうどん、あちこち立ち寄りながら一週間かけて戻ってくるプラン。疲れて運転を代わってほしくても誰もいないので、エナジードリンクをいっぱい買い込みました。うららさんの言う「とんでもない一週間」は、年月を重ねるほどに深みを増しそうです。

うららさんが子供の頃は運転席の真後ろが定位置で、セリカといえば後部座席からの景色が思い出のすべてでした。そのときはお父さまが握っていたステアリングを、将来は自分が握ることになるとは思っていなかったかもしれませんが、当時からセリカが“家族の一員”であることは自覚していたといいます。やがてお父さまが旅立たれたとき「いずれは私がセリカの面倒をみるんだろうな…」と自然に思えていたのでした。

車庫で13年もほこりをかぶっていたので、ボディの下回りは錆び、ブレーキは固着していました。ラジエターとキャブレターはオーバーホールしましたが、幸いエンジンはその必要がない状態でした。ボディは磨いただけで写真の通り。お父さまが手をかけていた証しですね。

うららさんはもともとクルマには興味がなかったのですが、5年ほど前に欲しいクルマができてMTで免許を取得しました。セリカ1600GTVの他にはチンク(フィアット500)と70スープラも所有!これで“数年前まで興味がなかった”というから驚きです。

使命感だけでクルマを維持するというのは想像以上に大変なことだと思うので、実際はどのように思っているのかと気になっていたのですが…「クルマの価値というより、思い入れの強さから手放すという選択がなかったんです。」とのお答え。「それに父の形見だなんて知ったら欲しがる人はいないですよ、なんか憑いてるんじゃない?みたいになって(笑)」売るとなったらお父さまが必死に引き留めるかもしれませんね。

取材メモ
ドライブを九州にしたもうひとつの理由は、ご両親の新婚旅行が九州だったこと。昔セリカで旅した場所を、今度はうららさんが訪れました。念願だった瀬戸大橋も渡り、いろいろな欲望を一気に叶えられる旅になりました。

MAKERトヨタ
MODELセリカ
TYPETA22
YEAR1972
COLORグリーン
WHEELスピードスター
TIREファルケン 195/60R14

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