筆者が初めて見たときから、とてもキレイで大切にされていることはわかっていたけれど、知るほどにとても意外な特徴を持っていたのがこちらのハコスカ。
普段の足として活躍しながらも、旧車などのイベントやオフ会があればたちまち人だかりができるそのワケは、心臓部にRB25を積んでいるからかもしれません。
オーナーの小島義郎さんがハコスカを手に入れてから10年間は、元々のエンジンであるL型が搭載されていたそう。どちらのエンジンの良さも知っているとはちょっとジェラシー感じちゃいますね。
L型よりもスペースを取るエンジンにもかかわらず、一瞬だと見過ごしてしまいそうなほど収まりがいいんです。できる限り低重心にというこだわりがよく感じられます。
RBを搭載すると同時にオートエアコンを導入しています。当時からオプションとして”クーラー”はありましたが、もちろんそれとは一線を画しています。センターコンソールには思わずニヤけてしまう違和感が!暑い日に筆者も乗せてもらいましたが、いやぁしっかり冷えてます。これならずっと乗っていられますね。
タバコを吸わない小島さんが編み出したのは、灰皿をスマホの充電台にしてしまうというアイディア。もちろんこのまま音楽を聴けるし、ナビ機能も使えてしまうスマートさ。
室内空間は現代車の快適さとさほど変わらないのに、味のある三角窓と押しボタン式のドアノブに触れることもできてしまうのが贅沢なところ。快適さも、美しさも、両方を追い求めることはできるんですね。
他にジムニーも所有しているそうで、できるところはどんどん自身の手で作り上げていく器用な小島さん。純正の雰囲気を大切にしながらも進化を続けていくカーライフは理想のカタチのひとつかもしれません。
MAKER | ニッサン |
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MODEL | スカイライン |
TYPE | GC10 |
YEAR | 1971 |
COLOR | シルバー |
WHEEL | ワタナベ |
TIRE | ダンロップ ディレッツァ 195/55R15 |
SUSPENSION | F:ラバーソウル車高調、R:パーツアシスト車高調 |
ENGINE | RB25DE |
INTERIOR | オートエアコン移植(R32)、バケットシート(運転席)、 基本的に純正の雰囲気を保っています |
EXTERIOR | F:リスタード製カーボンフェンダー |