「狙っていたカプチーノを買いに行ったら3日前に売れちゃって、たまたま置いてあったこれを買いました」というのが出会いのオーナーポポさん。実は予算より高かったのですが、ショップの社長が(買うつもりだったクルマと)同じ値段でいいよと背中を押してくれたそうで「得したような、のせられたような…(笑)」
これまでにRX-7 FC3S→シビックEK9→アルトワークス→スイスポを乗り継ぎ、カプチーノを所有してからは約1年。コンパクトなスポーツカーが楽しくなって、長く乗れるように程度のいいカプチーノを探していました。
購入時に外装は仕上がっていて、エンジンは720ccでパワーもありましたが、サーキットを走るには物足りなかった足回りやオイルクーラーなどはポポさんが手を入れました。足回りは固いし乗り降りも不便なので「使い勝手が良くないので普段は乗らないですね。暖機に時間がかかるし、手もかかるし、面倒くさいんです」とニコニコ。もっぱらイベントやサーキット用です。
今や貴重な存在のカプチーノなのでパーツ探しに苦労するかと思いきや、ジムニーと共通するパーツもあるので意外に困らないそうです。スズキの戦略がやがて助けてくれることになるとは…!
撮影用に屋根をはずしてもらいましたが「これでもう開けることはないかも」というくらい開けないそうです(笑)貴重なカットが撮影できました。
次に着手したいのは、ホールド性が今ひとつのシート。なかなか変えられていなくて、サーキットではアンコ(タオルなどで隙間を詰める)が欠かせないとか。月イチで筑波1000、茂原、山梨などを走るのが楽しみなのですが、もしかしたらシートでタイムが縮まるかも…?
取材メモ
ポポさんの本業はレザークラフトの技術者さんで、革工房をひらいています。シフトブーツはポポさんのお手製だそうですよ。革小物には色や光沢の変化といった“育てる楽しみ”があるので、レーザーで模様やロゴを彫刻した革のキーホルダーはクルマ好きにも人気です。
MAKER | スズキ |
---|---|
MODEL | カプチーノ |
TYPE | EA11R |
YEAR | 1991 |
COLOR | レッド |
WHEEL | レイズ TE37 7J×14±0 |
TIRE | ダンロップ ディレッツァ ZⅡスタースペック 185/60R14 |
SUSPENSION | GTcarプロデュース ネガキャンバー調整式アッパーアーム、シュピーゲル プロスペックネオ 車高調、クスコ LSD 2way typeRS、クロモリ7点式ロールケージ、プロジェクトμ スペックB ブレーキパッド、メーカー不明 ステンメッシュブレーキホース |
ENGINE | ファイターエンジニアリング 720ccクラフトマンタフエンジン、スズキスポーツ A/R9、トラスト プロフェック ブーストコントローラー、サブコンピューター Eマネージ、GTcarプロデュース オイルクーラー、メーカー不明 アルミ前置きインタークーラー、アルミ2層ラジエター、大容量インジェクター、オートジュエル ステンレス2本だしマフラー、HKS スーパーパワーフローリローデッド、ブローオフ SQV2 |
INTERIOR | トヨシマクラフト FRPダッシュボードカバー、カーボンドア内張り、保知戸革工房オリジナルメーター |
EXTERIOR | ライスロケット Fバンパー、Sステップ、アスレーシング Rバンパータイプ3、ダックテールタイプFRP製トランク、メーカー不明 オーバーフェンダー 5cmワイド |