一見すると普通のロードスターですよね。
エリアアグネスのこの場所に掲載されている理由を全部話そうと思ったら、とんでもなく時間が要る気がします。
実はこのロードスター、細かいところまでこだわった“US LOOK”(北米化け)なのです。
もともとはごく普通の、あえて言えば国内仕様のロードスターでした。手放すという人から「まずは買おう、どうするかはこれから考えよう。」と4年前に購入しました。
パーツの調達がさぞかし大変だろうと思いきや、新品で手に入る部品もまだまだあって意外と揃ってしまうのだそう。最近では海外ウェブサイトも活用していて、カタコトの英語でなんとかやりとりしているそうです。
オーナーのフナタンさんは、ロードスターの他にパルサーとノートも所有。これまでの車歴も多種多彩で、ミニは3台乗り継いでサーキットを走っていたこともありました。国産車から輸入車、フルノーマルからカスタムカーまで守備範囲が広く、楽しみ尽くした今だからこそ US LOOKはツウな(いや、マニアな)乗り方としてオシャレで映えます。
具体的にはメーター、バイザー、クルコンスイッチ、バンパー、エンブレム、コンビレンズなどがUSパーツです。バンパーやサイドウィンカーの穴を埋めてあるのもこだわりのひとつ。
入手に苦労したのはスカッフプレート。テープで止めてあるために、交換する際キレイに剥がせないことが多いからか中古品が出にくかったようです。
「北米仕様のカタログにはないボディカラーでは?」と指摘されたこともあるそうですが、実は1991年に限定3000台出ているスペシャルエディションにはブリティッシュレーシンググリーン(日本ではネオグリーン)の設定があるのだそうです。…奥が深い!
取材メモ
フナタンさんのお仕事は、クルマ関連メディアを中心にご活躍中のライターさんです。以前筆者のクルマを取材してもらったことがあり、そのご縁から今回の撮影に至りました。癒着です。あ、いや、取材返しです!
MAKER | ユーノス |
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MODEL | ロードスター(MX-5 MIATA) |
TYPE | NA8C |
YEAR | 1993 |
COLOR | ネオグリーン |
WHEEL | NA6CE 純正 |
TIRE | ダンロップ ディレッツァ DZ102 |
SUSPENSION | テイン FLEX Z、エンドレス MX72、軽量フライホイール |
INTERIOR | USメーター、バイザー、クルコンスイッチ |
EXTERIOR | US NA6バンパー、エンブレム、コンビレンズ |