もともと小さな車体にこれだけ存在感があるのは、40年以上前のクルマとは思えないきれいさと、ワークスフェンダーのおかげでしょうか。サバンナGTに乗りはじめて23年になるというオーナーのショウさんは、他にRX-8を所有、過去にはSA22C、SAターボ、FCカブリオレ、FD3Sを乗り継いできたという筋金入りのロータリー乗りです。
ショウさんが特に気に入っているのはサクラ柄に張り替えたシートで、後部座席も含めてコーディネートされています。エクステリアの渋さとはまた違う雰囲気ですね。
プッシュ式のエンジンスターターはレーシーというより現代車風。「全開だと寒いくらいですよ」というクーラーも完備。
エンジンは12A、サイドポート加工で200psほど(カタログ値でおよそ125ps)。
足回りはAE86のものを移植しているため、トヨタの部品が使えることがメリット。ホイールのPCDも100から114.3になり、選択幅が広がったとか。
パナスポーツの15インチホイールもまたお気に入りアイテムのひとつ。ワークスフェンダーゆえに9Jも履けますが、13または14インチだとタイヤチョイスが難しくなるのは旧車あるあるなのです。
フロントスポイラーは自作品。フル公認で安心安全に乗れることもポイントが高いですね。(ステッカー除く)
ショウさんがサバンナに乗りたいと思ったのは、歴代のロータリー車に慣れ親しんできたことと、昔 富士スピードウェイで見たS30(フェアレディZ)とサバンナの戦いがずっと印象に残っているからだそう。鮮烈なイメージは時代を超えて魅了するのですね。
取材メモ①
2017年6月18日に行われた静岡セブンデイにて取材をさせていただきました。セブンデイという名前にとらわれず、ロータリーエンジン搭載車が会場を埋め尽くし、あいにくの天気ながらも多くの来場者で賑わいました。
取材メモ②
この日のイベントで同時開催されたドレコン(ドレスアップコンテスト)では来場者の投票によってサバンナが3位に選ばれました。「投票していただいた方々、ありがとうございます。来年は仕様変更してがんばります、よろしくお願いします。」と早くも翌年への決意表明もありました。どんな仕様変更になるのか楽しみです。
MAKER | マツダ |
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MODEL | サバンナGT(RX-3) |
TYPE | S124AB |
YEAR | 1975 |
COLOR | ガンメタリック |
WHEEL | パナスポーツ 9J×15 |
TIRE | ヨコハマ アドバン A032R ソフト F:195/55R15 R:205/50R15 |
SUSPENSION | TRD |
ENGINE | 12A サイド |
INTERIOR | レカロシート、サクラデザイン |
EXTERIOR | ワークスフェンダー、オリジナルFスポイラー |