つい先日見たTVで「今年はスーパー猛暑になるでしょう」と気象予報士さんが淡々と言ってました。太平洋高気圧の上にチベット高気圧が仲良く重なるために、体温以上の気温(37℃が目安)が続く見込みなんですって。5月から扇風機稼働中の暑がり屋なもので、聞いただけで具合が悪くなりそうな話です。
クルマにとってもキツいのは同じです。炎天下にクルマをちょっと止めておいただけでアッチッチ、乗ろうとしてドアを開けた瞬間の残念感といったらないですよね。旧車に乗っておきながらこんなこと言うのもアレですが、真夏の旧車ドライブほどツラいものはありません。
それはなぜか。
旧車にはエアコンが標準装備されていないからです。
今やエアコン付きのクルマなんてあたりまえですが、旧車ともなると状況は一変。マイハコスカにはエアコンどころかクーラーも標準装備されていません。おさらいになりますが、エアコンは冷たい風も温かい風も出るもの、クーラー(=冷房)は冷たい風だけが出るものです。温かい風は別にあるヒーターから出てきます。
当時はオプションでクーラーを付けることができました。クーラーの取付けには数十万円かかったようで、まさに高嶺の花!後付けの場合はインパネに収まらず、助手席の足元にぶら下がるようにして取付けられました。かなりスペースをとる形にはなりますが、贅沢なオプションです。ちなみに、ヒーターはエンジンの熱を利用するため比較的安価だそうで、基本的にはほとんどのクルマに付いていたそうです。
ちょっと暑苦しく書いたのには訳があります。そう、ワタクシ、冷房完備車オーナーなのです!←
「クーラーだなんてヘタレをが使うものだ!」と思い込んでいたのは今や昔、文明の利器に頼りながらも、長く乗り続けられる方法をとることにしました。
導入前:お化粧が取れる、替えのTシャツがいる、窓を開けていると憐みの視線集中、誰も一緒に乗ってくれない
導入後:オシャレができる、旧車のクセにクーラーなんかついてるの?の視線集中、仕方なく一緒に乗ってくれる
いや~進歩したなぁ。←
実際に取付したときの話も併せてどうぞ。
ただマイハコスカがスーパー猛暑に勝てるような気が全くしません。あんまり効かないな~やっぱり旧車だな~という感想を9月頃のコラムですることにならないことを祈るばかりです。
※この記事は旧コラムのリライトです。
子供の頃、父が運転するライトエースで聴いていたのは加山雄三とグループサウンズ。あれ?計算が合わない…という意見は野暮ってモン。愛車のハコスカとニンジャで家計がひっ迫しても、美容代ならすぐに削れる女子力のない女子。クルマとバイクと昭和を愛するイチ会社員が「クルマ好き女子の六輪生活」は、不定期にゆるーくお届けします。