クルマの買いかた に続き、今回は売りかたのアドバイスを和田ひろさんにしていただきました。一般的な“クルマの売りかた”とは違った目線です、ひとつの意見としてゆる~くご覧くださいませ!
テレビやラジオを聞いていると、買取専門店のコマーシャルを見聞きしますよね。電話などで車種や年式を伝えるとおおよその値段を教えてくれるといった内容が多いと思います。愛車を売るとなったらまず思いつくのがこういった大手の買取専門店だという方が大半だと思います。
買取専門店にひとつずつ査定依頼をするのはいいとして、一番やってはいけないのが買取専門店“一括査定”です。webなどで試しに愛車の情報を登録すると…ほら来た!メールに電話!20件くらい一斉に電話が鳴り出しますよ!きっとその日は仕事にならないでしょうね~ガンガン電話鳴りますから覚悟してください。
話すことも毎回同じことの繰り返しです。なぜ売るのですか?買い替えですか?キャバクラとおんなじで女の子が入れ替わる度に、名前なんですか?仕事何しているんですか?みたいな(笑)きっと4回目くらいから電話に出たくなくなるでしょう…。気がつけばフリーダイヤルからの着信ばかりで、どこからかかって来たかすら分からなくなります。
簡単です。ほら、有明にあるじゃない、JEEP CAFE TOKYO!なんでも買ってくれるみたいよ!…って違う違う!すいませんね~一旦忘れてください(笑)
まずは自分の知人、友人に相談するのがいいでしょう。買取専門店は最終手段にとっておく!知人、友人のネットワークが一番信用できますよね~!
それから、ヤフオクはオススメしません。なぜなら、クルマの売買には印鑑証明書が必要になるからです。印鑑証明書というのは驚くほど重要で、お金も借りられるほどの書類だということを忘れないでください。初めて会う相手に印鑑証明書を渡すことなど、和田ひろは怖くてできません…。
もし書類を郵送することになったとしても、手渡しされるレターパックがオススメです。発送状況を追跡できない普通郵便では送らないこと!なくすとややこしくなることもありますから!
ノークレーム、ノーリターンなんてよくありますが、クルマには通用しません。エンジン、ミッション、ブレーキ、メーター戻し、事故車、水没車、車体番号違いなど、クーリングオフが適用されます。裁判での判例もしっかりありますからね。
買取専門店でも、一般的な販売店でも、査定を受けることが決まったら、今までで一番本気の洗車をしましょう。ホイールにブレーキダストなどついていないか?室内に残しているものはないか?掃除機までしっかりかけてください。椅子の下や灰皿も要チェックです。査定するクルマの印象は「このクルマです」と言われてから10秒で決まります。たった10秒です。
ものすごくドライに言いますが、今から査定しようとしている人にとって、クルマはなんでも良いのです。毎日毎日何十台も見てきていますから、ぶっちゃけクルマがキレイか汚いか、次に売れるか売れないか、ただそれだけなんです。だからそのことを意識して準備しておくことが高く買取ってもらえる要素になるでしょう。
次のコラムでは クルマの売りかた・査定ポイント編 を紹介します!
JEEP CAFE TOKYO 和田 裕之 さん
JEEP CAFE TOKYO
住所:東京都江東区有明1-4-20-615
直通電話:070-5593-5777
代表電話:03-6271-0707
営業時間:10時~20時(水曜定休、完全予約制)
2016年7月からスタートしたエリアアグネスでは、カッコいいクルマやバイクの写真から、モータースポーツ、日常のカーライフまでさまざまな話題をお送りしています。編集部とは言いましたが、編集長不在、部員は1名です(笑)