どう見ても進入禁止、でも指定時間以外は進入可
初めて行ったところでクルマで走っていて、わかりにくい道路に出くわすことってありませんか?ASAです。特に分岐。前走車がいればついていけばいいのですが、周りにクルマがいなかったりすると曲がっていいのかわからないことってありませんか。で、そんな場所に限って取り締まりポイントになっていて、曲がった途端にPカーに御用!ってなったりするんですよね。
これからお休みでいろいろなところにクルマで出かける人も多いことでしょう。わかりづらい道路で捕まらないように注意してくださいね。
さて、今回もわかりづらい道路標識です。道路標識はその道路がどんなところなのかを判断できるように設置されているハズなんですが、前回も書いたように道路標識で無理やり表示しようとするがあまりに、却ってわかりづらい、というか何を表示しているのか理解しにくいものがあるのがとても残念です。
さて、写真の路地、一見進入禁止に見えます。曲がりくねった道のある路地なんで、クルマで走っていると一瞬で通り過ぎてしまうようなところです。その路地を通ることもないので、ボクもずっと進入禁止だと思っていました。
ところがです。ある日、前を走っていたタクシーが右折して堂々とその路地に進入していくではないですか。えっ、タクシーのくせに一通逆行かよ?とビックリ。ところがよく見ると、進入禁止の下に文字があるじゃないですか。
そこには、二輪・軽車両を除く7-8.30とありました。そうなんです。進入禁止なのは7時から8時半の間だけ。そして二輪と軽車両は時間に関係なく進入できるという意味なんですね。
時間が書いてなければ、単純に二輪と軽車両を除いて進入禁止という標識なんですが、時間が書いてあると、大きく標識の意味が変わってしまうんですね。正直わかりにくいです。運転中、しっかり頭を使えよ、ということなんでしょうか。
道路標識というのは、先にも書いたように運転中に瞬時にその道路がどんなところなのかを判断できるように表示すべきだと思うんですね。でも、この表示だと誤解をしてしまう人は多いと思います。
で、誤解をして進入するクルマがいなければいいのですが、ちゃんと標識の意味を理解して進入するクルマもいるわけです。そこで怖いのが、この路地を一方通行だと誤解している人が反対側から進行した時です。
一方通行だと信じて進行したところ、正面から対向車が来れば驚くハズ。狭い路地なので、最悪正面衝突をする可能性も考えられます。
安全運転のために欠かせない道路標識。もっと誰もがすぐに理解できるような表示方法を考えて欲しいものです。
この路地の反対側には、一方通行の道路標識があります。ちょっと見には誰もが一方通行と判断してしまうに違いありません。でも、対面道路なんですね。
一方通行の道路標識の下には、二輪・軽車両を除く7-8.30とあります。つまり、7時から8時半は一方通行だけれど、二輪と軽車両は前からいつでも来ますよ、という意味なんですね。これはわかりづらいですね。そう思いませんか?
小さい頃からのクルマ好きが嵩じて、学生時代よりカー雑誌の編集部員に。カー雑誌を多く出版する㈱三栄書房で、モーターファン、オプション、ゲンロク、カーグッズマガジン、ニューモデルマガジンX等、多くの雑誌編集に携わり、現在はフリーランスライターとして活動中。クルマはもちろん、カー用品も大好きで積極的にテストもしている。
また、ミニカー、プラモデル、スロットカーなどクルマ系のオモチャも
ネコと同じくらい大好きだ。