ロシアから無事に戻りました! といっても、何度も言いますが2時間半しか掛からないし、気候もウチのまわり(富士の北麓)とあまり変わらないので、感覚的には北海道に行った様なもの?とはいえ、やはりそこは外国。それも英語すらあまり通じないところのため何かと不便はありますので、結果疲れますわな(笑)
そんなウラジオストックにあるプリムリングサーキットで行われた “PRIMRING GP2017” の感想から…
結果的に優勝は今年も日本人でした。最近、なんだかとても本番に強い?ハイレベル安定型の “藤野秀之選手” の優勝でした。しかし、決勝戦の相手はロシア人。それも若手ナンバーワン、恐い者知らずでとにかく勢いに乗った “ダミル選手(26才)” でした。
戦いはサドンデスまでもつれ込みました。すなわち、もはやマシーン的にも走りの技術的にも余り差はないのです。もちろん途中の審査判定は若干地元びいきがあるのでは?そう思わせた(そう見えた)ところもなくはないのですが、アウェイでの大会です。そんなものは覚悟の上で突き放すしかないのですが、突き放せないぐらいレベルが上がっていました!!
とはいえ、そう思わせたのは、もちろん数人です(3人かな?)。数人は即,日本のD1-GPシリーズに出てもポイントが取れるレベルです。また全体のレベルも上がったと思います。なんだか全体的にとてもクルマの見た目がグレードアップして、更にパワーアップ? シルビア系にSRはほとんどいなくなりました(逆に上位に残ったゴーチャ選手はVEヘッドSR2.2)し、100系はV6化方向もトレンド? VR38搭載もいましたよ! ということで、もちろんまだまだ走りのレベルは追走等ではまだ日本のD1ドライバーに分があるものの、今回もなんとか4年連続で日本人が優勝出来たのはラッキーだったかもしれません。また、レベルが拮抗して来たものですから、今までは凄い走りをしたドライバー全員を讃えていたお客さんも、今年はちょっと、あからさまに日本人が勝つと不満そう? 逆にロシア人が勝とうものならやんややんや大騒ぎ!ビールやウォッカも廻って来る最後の方は、オイラがニコ生放送用に実況で日本人が勝ったことを大声で発していたら、まわりにいたロシア人ほぼ全員ににらまれる始末!マジ恐いのよ。
ということで、最後のコール(決勝戦の結果発表)は小さい声でお届けしましたー(笑)
今回のPRIMRING GPの色々な面白レポートは、つい先月やっとガラ携からスマフォ(iPhone)に換えたことにより、自分のフェイスブックに逐一掲載して行きましたのでよろしかったらのぞいてみて下さいねー!!
“D1 Manabu Suzuki” で検索ヨロシク!!
さぁ、ということで、怒濤のD1月間シリーズ? お次ぎは9月末に始まるFIA IDC(インターコンチネンタルドリフティングカップ)です。ホントは今週このコラムで見所を、と思っていたのですが…
実は今だ詳細が我々のところに降りて来てない? もう来週始まるのに?
とにかく最終的なエントリーは24台。審判員は神本さん、ヨーロッパから1人、FDの審査もやっているカナダから1人の3人体制で、DOSSと審判員の主観を掛け合わせた(もちろん追走は3人が決める)審査ということになりそうです。つまり、いつものD1-GPシリーズとはまた違った見方となる様ですよ!
で、オイラの役目は? これまたまだ聞いてない(笑)…ですが、多分、場内実況やるのではないかと思いますので、是非、世界初のFIAドリフト世界選手権観に来て下さいねー!! 何とか来週水曜日までには詳細(直前レポート)お届けしたいと思います。
それでは… あっ!
今週末は大分県のオートポリスでの “ハイパーミーティング in オートポリス” に行きますので、九州地方の方は是非オートポリスでお会いしましょう!お待ちしてます。
ハイパーミーティング in オートポリス 公式サイトはこちら
D1グランプリを始めとするクルマ系イベントのMCでおなじみ、愛称は「マナピー(マナP)」。元レーシングドライバー。引退後はMC業やレビュアー業だけではなく、バイナルグラフィック専門会社「MSR」代表としてデザイン業を行っている。1963年3月20日生まれ、東京世田谷区出身、途中2年間ブラジルサンパウロ在住そして現在、山梨県河口湖在住。