17年のD1-GPシリーズが終了いたしました。既に18年目のシリーズに向けて動き出しているので,今年に起きたこともうっすら?もう忘れてしまいそうですが…とはいえ、来年・今後に向けての大きな変革点というか、分岐点の様な年だったのかもしれません。
FIAの大会も大きく影響したと思います。今後世界選手権をやっていくにしてもこれからD1-GPはどうしていくのか? 車両レギュレーションや審査判定のあり方等、色々と考えさせられた年だったのかなと…
さて、同時に来年どれだけの新勢力が加わってくるのでしょうか? 今年1年はSL(ストリートリーガル)シリーズがお休みとなり新たにD1ライセンスを得たものはいませんし、腕を一気にあげてステップアップして来るなんて言う毎年のイキの良いステップアップ組もありません。
また、もしかしたら辞めて行く選手もあるかもしれません。ハイパワーに軽量化。そしてどんどん進化していくパーツを組み込み、走れば壊れ、走れば壊れの繰り返しで無理して1年頑張ったものの、借金は雪だるま式? なかなか何年も連続で出続けるのは厳しいことだと思います。それでも、後もう1年と何年も言い聞かせて頑張って行くモチベーションを持ち続け、来年に向けてシーズンオフに動き出しているでしょうか?
ということで、とにかく来年、そして今後に向けてもっともっと魅力あるD1-GPを目指して行かなくてはなりません。人生をかけて挑戦して来るオーナードライバーの為にも、会社の全てをつぎ込んででも商売として勝ちに来るチームの為にも、もっともっと、それらに対して返して行けるものにしていかなくてはなりません。世界の中でのナンバーワンドリフトイベントにしていかなくてはならないのです。その為には今(シーズンオフ)が1番大事なとき。ここ数ヶ月で決まって行くことが、将来のD1-GPの方向性です。来年できること、再来年に向けて打ち出すこと、そしてもっと先に向けての方向性(ビジョン)。とにかく一気に、今年一年や、これまでの事から色々と導き出して行かなくてはなりません。
年内には(総会までには)チームに対して最終提案を出すこととなるでしょう。そして来年のオートサロンまでには来年のシリーズスケジュールも出される事でしょう。逆算してもそんなに時間はありません。それでもとにかく誰もが出たくなる、誰もが観たくなる魅力あるD1-GPシリーズを目指して突き進んで行きます。期待して欲しいと思います…。
なんて、頑張ってることばかりを書きつづりましたが、謝らなくてはならないことがいくつか…
まずはSLシリーズについてです。今だ何も発表無し! 今年の6月には詳細が出されるはずの予定から、ズルズルと遅れ、色々な人にもうすぐ出ます、もうすぐに発表になりますよ!と言い続けて数ヶ月。
何故ここまで引っぱって来たのか? 直接D1代表を問いつめてもあまり変化無し? 1つ分かったのは、1年間は謹慎すると決めていたということ。もちろん、それも言って欲しかったのですが…
では11月末以降に動き出すのか? 今年1回だけでも…ということも不可能なのかな? それでは、せめて来年に向けては? 今のところ、どういう体制(運営)でやって行くのかも決定していないとか… 気持ちは分かりますが、遅いです。決めて行くことが遅過ぎですよ! なので絶対やりますからって言い続けていたワタシは皆さんに謝らなくてはなりません。ホントごめんなさい!!
それこそ大袈裟ではなく、『たががSL、されどSL』なのです。これなくしてD1-GPも成り立たないし、ホントにSLに人生をかけている人もいると思うと誠に申し訳ない気持ちで一杯です。それでもまだ言います。「何としてでも来年はSLシリーズをやります」と! もう少しだけぶつかってみます。
世界ナンバーワンドリフトを目指すにはSLシリーズも継続しなくてはならないのです。
それからもう1つ。ずーっと言い続けている九州&西日本地区のD1開催なのですが…
今年はとにかく頭を下げてでも本気でお願いして大阪(舞洲)をやって頂きました。ギリギリ大会スポンサーもついて頂きギリギリ開催は出来たものの、やはり利益が少なく来年は難しいのかも?
という事と、やはり九州オートポリスはもっと難しいのかと… 昔の様な長崎はハウステンボスみたいなところでの特設コース開催しかないのでしょうけど、場所や協賛の問題がなかなか…
九州地区でやりたいのはやまやまなのですが、どうにもこうにも進んではいない様で、これまた西日本&九州地区の皆さんには謝らないといけないです。でも、これも諦めずにずーっとぶつけていきます。何時か出来るまで… ほんとチカラが足りなくてごめんなさい。
ということが、D1最終戦が終わってからの進捗状況?です。
裏話的なことは何も書いてない?
はい、飛ばしてしまいました(笑)
ということで、また来週書きつづります。特に引退騒動?を起こしたあの人の話とか…… お楽しみに!!
D1グランプリを始めとするクルマ系イベントのMCでおなじみ、愛称は「マナピー(マナP)」。元レーシングドライバー。引退後はMC業やレビュアー業だけではなく、バイナルグラフィック専門会社「MSR」代表としてデザイン業を行っている。1963年3月20日生まれ、東京世田谷区出身、途中2年間ブラジルサンパウロ在住そして現在、山梨県河口湖在住。