あれから1年が過ぎました! 11月20日 日光サーキットでのD1-SL(ストリートリーガル)の事故から…
早いものですね、あれから1年ですよ。6月末には発表されると言っていた今年の新しいD1-SLも結局は何も報告無し。何も発表も無いまま今年は終わってしまいそうです…
なぜそうなったのか、つい最近知りました。
D1側としてはとにかく1年は “みそぎ” の年であると。ケジメとして1年は休止すると。それが亡くなった方に対する気持ちであるということを…
この様にD1の代表から聞きました。だったら言ってくれればいいのに…そうとしか思えませんでした。
会社としてのケジメがそういうことなら、ずっーと待ち続けている参加者にそう言ってあげれば良かったのに…と。でも、それは故人に対する個人的な思いなので沈黙を守っていたそうです。
もちろんその間、新たなるD1-SLに向けてずっーと動いてはいました。安全対策をよりしっかりとしたものにして各地でのドリフトイベント(競技)のお手本になる様なものへとしていく為に。それがしっかりと確立されたら、そして、1年が過ぎたら発表するのだそうです。
ということで、12月中には発表されるということなのでしょうか?
巷で噂になっている “ドリフトマッスル” との合併はありません。やはりここは新生D1-SLとしてD1が運営していく大会をやって行く事となります。
少しフライングですが、おそらく大会規定や車両レギュレーションの説明等を含めプレシーズンマッチが行われる事となりそうです。1月の日光サーキットだと思います。その時までにライセンスを更新して頂ければOKなようです。今年更新した人はそのまま2018年度はOKで、今年保留している人は2018年分の更新だけで良いみたいです。
そこで、D1-Aライセンスの話ですが… 残念ながら来年度からの新生D1-SLには東西シリーズ(Bライセンスでの大会)はなくなります。D1-SL(Aライセンス or D1-GPライセンス)シリーズとレディースリーグだけということになります。
Bライセンスでの大会は出来るだけ地方戦の出場を推進して行く事となります。もちろん地方戦でポイントを取ってAライセンスを取得して頂ければということです。
それから新生D1-SLはどうやら車両レギュレーションが厳しくなる方向かと思いきや、逆にD1-GPマシーンに近い方向性となり競技車両に特化して行くことになる様です。今までの様にナンバー付きは出場出来なくなり登録を抹消してナンバー無しの状態での競技専用車ということになります。もちろん、今までの(ナンバー無し)SL車両はほぼそのままで参加は可能。D1-GPマシーンは多少改造が求められる事となりそうです。
また、タイヤ本数規制はありませんが、タイヤ幅規制はおそらく(呼び寸)265サイズまでとかになる事とか、使用燃料は通常のガソリンスタンドで市販されている無鉛ハイオクガソリンに限る等、いくつかの新規制は設けられている様です。と言うことも含め、もう間もなく発表されると思いますのでお待ち下さい。
とにかく、今年のD1-SLについては出る出る詐欺状態になってしまっこと,ホントお詫びいたします。冒頭のそんな理由もつゆ知らず、もう発表するからとずっーと言い続けて予定も立たずじまいになってしまっことホントごめんなさい!! もう遅いよと言う方も一杯いると思いますが、それでもとにかくエントリー台数が少なくても、新生D1-SLはやって行きます。それがD1としての責任であるとさえ思っています。そしてそこからまた新たなるD1-GPドライバーが誕生することを期待しています。
そしてこのコラムはワタシの個人としてのフライング記事です(正式発表ではありません)。
まず大事なことは、故人の遺族に対し、1年がたって新たにこういう形で再開させて頂きますと、ご報告をした上で皆さんに発表されることになると思うからです。それまであとほんの少しだけお待ち下さい。
1年が経ちあらためてご冥福をお祈り申し上げます。そして我々は1年前のことを決して忘れることなく今後とも最大限安全には気をつけて大会をおこなって行くことを誓います。
新生D1-SL、喜んでくれるでしょうか?
D1グランプリを始めとするクルマ系イベントのMCでおなじみ、愛称は「マナピー(マナP)」。元レーシングドライバー。引退後はMC業やレビュアー業だけではなく、バイナルグラフィック専門会社「MSR」代表としてデザイン業を行っている。1963年3月20日生まれ、東京世田谷区出身、途中2年間ブラジルサンパウロ在住そして現在、山梨県河口湖在住。