今週末は岡山国際サーキットの取材です。もてぎチャンピオンレースと、どっちに行くか迷ったんですけど、岡山の方にフルオファーの仕事が来たもので。もてぎの方は、スーパーFJで神晴也選手のチャンピオンも決まりそうだし、日本一決定戦を控えて遠征ドライバーのいるようなので、行ってみたい気持ちはむしろ岡山以上だったんですが、仕方ありません。
しかし岡山、今年も行っているなぁ〜。もう6回目ですよ、さらに2回行くし(笑)。なんかある? いや、なんもありません。比較的ローカルレースにスタンスを移したせいで、今年は富士と岡山ばっかり行っている一方で、SUGOなんかまだ1回だもんなぁ。それでいて、筑波には今んところ年内は行けないという……。「う〜、もつ定食いたい」って、分かる人しか分かりませんね。
さて、昨日速報をお届けしなかったのは、家にこもっていたからで、全国的に何もレースないと思い込んでいましたけど、富士でジャパン・ロータス・デーとかやっていたんですね。レースはロータスカップジャパンぐらいだったみたいですけど、貴重なクルマとか見られたでしょうから、行ってみたかった気もしますが、まぁ後の祭りということで。
それでも出かけていたら、終わらない仕事もありましたし、土曜日には貴重な話を聞けた会食もあったし、それはそれでね。ここんとこプログラムの仕事が、別口から重なって依頼を受けて、てんてこ舞いではありました。
で、現場に行っていないから、ネタがない(笑)。困ったもんだってことで、ちょっと前に行った富士チャンピオンレースの話でもしましょうか。スタンドに観客が少なくて寂しい、なんて話は以前にもしましたけど、インタープロトとKYOJO-CUPがあったせいですかね、こないだはちらほらですが、いてくれてちょっと嬉しかった! 私なんかは仕事なんで、仕方なくプレスルームで見ていますが、富士はスタンドで見るのがいちばん面白いと思うんですよ。最終コーナーから豆粒みたいなのがやって来て、どんどん大きくなりつつ、エキゾーストも着いて来てね。スリップストリームが効いて前のクルマを抜こうなんてシーンは、圧巻ですからね。
インタープロトはピットを解放して、間近でクルマを見られるのも嬉しいところですけど、スタンドからの景色も最高ですよ。それでいて入場料も安い。次回は10月6〜7日? ちょっと先ですけど、インタープロトやKYOJO-CUPだけじゃなく、スーパーFJやスーパーカーレースもありますからね、必見ですよ〜。もちろん私も行きます。
ただ、このレースなんですけど、ちょっと今見てびっくりしたのは、富士チャンのオリジナルレースがひとつもないということ。あとはFC-VITAとスーパーカート、ヴィッツレースだけだわ。ある意味、他でも見られるレースです、インタープロト以外は。時代だな〜って思います。まぁ、前回もロードスターカップ、それとNA1600とAE111、AE86、シルビアの混走レース、そして86&BRZと8Beat、ロードスターN1の3レースだけでしたから。
ロードスターカップや8Beatはナンバーつきレースだから、それなりに台数がいるけど、あとのN1はみんな数える程度。で、ふと思ったの。先日、富士スピードウェイにモータースポーツビレッジなるものができることが発表されて、ホテルとかレストランがその中に含まれているのはいいこととして、プレイベーター用のガレージが作られるっていうけど、果たして成立するのかどうか。オリジナルのレースにエントリー少なくなっちゃっているわけでしょう、そこに置いておく理由がないわけで……。計画した人が実情を知らないっていうのか、作ったら入るだろうと思っているのか。それはちょっと心配だな、と思った次第です。
ついにAE111も3台だけになっちゃいました。でも、
モータースポーツジャーナリスト。大学在籍時からモータースポーツ雑誌編集部に加わり、90年からフリーランスに転身。以来、国内レースを精力的に取材。本当に力を入れたいのは、非メジャー系レース。特にエントリーフォーミュラのスーパーFJに関しては右に出る者はいないが、並ぼうとする者もいないのが悩みの種?スーパーGT(主にGT300)とスーパー耐久は全戦取材を予定。6月14日生まれ、東京都出身。