引き続き片付けは順調です。しかし、その最中に未読の文庫本が次々と出てきて、「よくも、こんなに……」と思うとともに、いざ読んでみると「なんで買った当時、読まなかったんだろう」という名著が。10年以上前の本です。後に人気シリーズになる一作目とか、近々映画化される著作の作者の初期作品とか。いい作品を発掘する能力は、以前からあったよう。まぁ、とにかく今はそう、片付けよりも読書に割く時間の方が、圧倒的に増えています。
そんなタイミングですが、鈴鹿10Hの中止が決まってしまいましたね。8月のイベントなのに。でも、2輪ではもてぎで行われるはずだった、トライアルの世界選手権が延期から中止へと、正式に発表され、やはり8月に行われるはずだった鈴鹿8耐も11月に延期されています。いちばんの理由は、各国の渡航制限にあるようで、確かに日本では収束傾向にありますが、真っ最中である国も。特にこういった国際イベントは、海外からチームごと訪れますから、8月といえどやむを得ないのでしょう。
順調に行けば、国内のモータースポーツは7月から再開されるはずです。また、一部のサーキットは現時点で休業中ですが、6月になれば再開となるでしょう。三密回避は大前提ですが、そうすれば心置きなく走ることができます。基本、レーシングカーはひとりで走るものですから、濃厚接触なく楽しめますし。ただ、コ・ドライバーと一緒に乗り込むラリーはどうなのかなぁ? あれは三密もいいところですが、バラクラバ、あ、ヘルメットの下にかぶるマスクです、念のため。アレしてもらうことで勘弁してもらいましょう(笑)。
ことレースに関して言えば、いわゆるローカルレースは開催されると思っています。きっと1か月もすれば県境を越えての移動も、自粛せずとも済むのではないでしょうか。というか、そうあってほしい! 現時点では大きな声では言えませんが、そうなったらガンガンエントリーしてください。私もガンガン取材に赴きます!
心配なのはトップカテゴリーなんですよね。というのは、外国人ドライバーもいるわけですから。最近ではスーパーフォーミュラでB-MAXレーシングと一緒にやっているモトパークとか、メカニックだけでなくチームごと参戦しているケースもありますしね。そういった人たちが日本に来られない可能性が、レースが再開されてもないとは限りません。よしんば入国できても、2週間の隔離とか……。う〜ん、そうなると7月早々の開催は、厳しいかもしれない。
ただ、こんな時期にこういう話をするのは不謹慎かもしれませんけど、外国人が来日できないことで、若手にスポットではあるけれど、チャンスが与えられるってこともあるんじゃないでしょうか。そこで結果を残せたら、何か違った未来が見えてくるかもしれません。期待したいような、期待してはいけないような……。
海外との物流が滞っていることも心配です。パーツが届かないとか、そうそうタイヤも。スーパーGTのミシュラン、そしてスーパー耐久にいたってはピレリのワンメイクです。ただでさえ台数が多くて、耐久レース。ある意味、最もタイヤを使うレースで、十分な本数を確保できるのかどうか。
まぁ、でも心配したって、しょうがありません。むしろ前向きに! 「7月になれば、世の中は明るくなっているよ!」って今、自分に言い聞かせています。こう見えてもポジティブシンキングとまでは言えませんが、「何とかなると思えば、何とかなる」が座右の銘ですので。
あ、冒頭で片付け順調とは書きましたが、どうにも本が足りないんですよねぇ。一部は処分、一部は残しておいて……と思っていたのですが、残すはずの「赤いペガサス」と「寄生獣」が全巻揃っていないのです。これがすごいモヤモヤでね〜。
