スーパーGTやスーパーフォーミュラなど、トップカテゴリーに引き続いてワンメイクレースでも、新たなスケジュールが発表され続けています。今のところ延期とされたレースで、実際に日程が改められたケースは少ないように思います。押し込むのが難しいんでしょうね。
ひとつ不思議なのは、FIA-F4に関して現時点では新しい発表がないことです。4月6日付で、当初リスケされたスーパーGTとの併催になるとされていましたが、その後スーパーGTは再度改められて、富士と鈴鹿、もてぎの3サーキットで開催されることが明らかに。当然そのまま併催だと思われましたが、どうも勝手が違うようですね。
で、やはりスーパーGTと大半が併催だったはずのポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)ですが、こっちは大胆にリスケされています。月末の岡山を皮切りに、SUGO、富士、もてぎという具合に、すべてスーパーGTから離れ、ローカルレースと併せての開催とのこと。ちなみにPCCJの下位カテゴリーである、ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)は、3月の第1大会の後は、もはや7月のもてぎだけということに。ラスト2大会は鈴鹿10Hだったり、舞台そのものがなくなったという事情もありますけど……。
PCCJが全部スーパーGTから外れたということは、まだ何も発表になっていませんが、本体自体に何らかの変更が生じたと考えます。例えばタイムスケジュールに大幅な変更があって、組み込むことができなくなったとか。そういえば、6月8日付でSRS/コチラレーシングの活動休止が発表され、その理由として「FIA-F4の開催レース数が減少する可能性が高く、走行機会の大幅な減少が見込まれる」と挙げられていますから、予定どおり全14戦での開催が難しくなっているのかもしれません。う〜ん、モヤモヤするなぁ。
話は変わりますが、あれだけ「行くぞ、行くぞ!」と豪語していました、月末の岡山チャレンジカップですが、都合により行けなくなってしまいました。ちょっとでも期待していた方、ごめんなさい。とりあえず6月いっぱいまでは越境を自粛し続けることとし、7月から万全を期して活動再開とします。というわけで、速報は再開できないままの終了となりました。
7月ですが、取材予定を大幅に改めました。まず第1週はリスケされた、富士チャンピオンレースの取材を予定しています。第2週ですが、当初はもてぎチャンピオンカップの予定でしたが、これをオートポリスのゴールドカップに変更。第3週は富士のスーパーGT。第4週も、鈴鹿クラブマンからSUGOチャンピオンカップに変更しました。その理由は「今年最初」を優先したからです。鈴鹿初開催のインタープロトやKYOJO-CUPも非常に見たかったのですが、よりレースに飢えている方々を応援することにしました。
で、第5週というか8月第1週とも言いますが、30日にスーパー耐久のテストを経て、富士のワンメイクレース祭りを取材します。ただ、いずれも取材を許可されたらの話ですが……。以前にも記しましたが、スーパーGTの富士ではプレスにも人数制限が設けられることになりました。理解はできるんですよ、リスクは最小限にしたいでしょうから。実際、現時点で7月頭の2レースに関して問い合わせたところ、現時点では検討中とのことです。う〜ん。
モータースポーツジャーナリスト。大学在籍時からモータースポーツ雑誌編集部に加わり、90年からフリーランスに転身。以来、国内レースを精力的に取材。本当に力を入れたいのは、非メジャー系レース。特にエントリーフォーミュラのスーパーFJに関しては右に出る者はいないが、並ぼうとする者もいないのが悩みの種?スーパーGT(主にGT300)とスーパー耐久は全戦取材を予定。6月14日生まれ、東京都出身。