諸説あって誰が言い出した言葉かはわからないのですが、“神は細部に宿る” という言葉が気に入っています。調べていると深~い意味もあるようなのですが、私はその言葉そのものの“細かいところへのこだわりが、その作品全体の価値を上げる”というのが気に入っています。
仕事柄、カメラマンやライター、ウェブやシステムのエンジニア、デザイナーといった職人さんとご一緒することが多いのですが、何年もやっているとさすがの私でも少しずつ目が肥えてきて、「やっぱ神は細部に宿るわ~」とひとり納得することが増えてきました。偉そうに言うでしょ。
自分の仕事のことばかりでなく、クルマについても同じです。仲良くさせてもらっている板金塗装のショップさんで「表面がキレイだなんて、そんなの当たり前だ。その横、フチ、裏、見えないところだからって気を抜いていないか。普段目に触れなくてもふとしたときにオーナーがのぞきこむかもしれない。そのときどう思うか考えたら行動が変わる。」そんなような話を聞いてドキーーー!!っとしました。自分はまだまだぬるいな…と。
私は職人さんが大好きです。どの分野でも、作業している姿を一日中見ていられるくらいです。ずーっと憧れを持っているんですね、自分にはないものだからでしょうね。
だから私も今さらながらそれを目指しています。こうして文章を書くことが増えたので、日本語についてはいつでも自信を持っていられるようにしようと。古き良きコトバと、マイチェンし続けるコトバを追いかけていたら、ゴールはきっとありませんね。
いま、エリアアグネスは海外展開にも目を向けています。日本のクルマ文化はすでに海外からも受け入れられつつありますが、それをさらに加速する存在になれるよう頑張りたいと思います。そのためには英語!と短絡的になることなかれ。やっぱり土台は日本語。そして…優秀な翻訳者を見つけよう(育てよう)!あれ、そこは他力本願?
いつもサイトを見ていただきありがとうございます。引き続き、細部も神ってる写真の数々をエリアアグネスでお楽しみくださいませ。
http://www.area-agnes.com/car/
写真は4月16日にお台場で行われたモータースポーツジャパンでの一枚。初めてレプリカカーの撮影もしましたので公開をお楽しみに!
2016年7月からスタートしたエリアアグネスでは、カッコいいクルマやバイクの写真から、モータースポーツ、日常のカーライフまでさまざまな話題をお送りしています。編集部とは言いましたが、編集長不在、部員は1名です(笑)