いや〜、毎年あらためて思うんだけど、ゴールデンウィークってのはすごいですね。こんなに多くの人が、一斉に動くっていう……。ここ富士もスタンドは満員だったし、ピットウォークもすごい人だかり。ピット裏は思いどおりに歩けない(笑)。当然、渋滞もすごいみたいで。木曜日の早朝に出てきたけど、普段の倍かかかったし。まぁ、それも財布忘れて、戻ったせいでもあるけど。そこからは、また早朝移動なので、私としては難を逃れていますが。今、まだプレスルームですが、ある程度仕事終えてから帰宅するつもりなので、渋滞回避できたら何よりなんですけどね。結果はコラムで報告します。んで、今回はFIA-F4の報告です!
ベストタイム、セカンドベストタイムともに第1戦のウィナー、佐藤蓮がトップタイムを記録して第3戦、第4戦ともポールポジションを獲得。また、2戦とも平木玲次が2番手で続くこととなった。第3戦の決勝では、なんと平木がクラッチトラブルから出遅れ、ほぼ最後尾まで後退してしまう。逆に予選5番手から絶妙のダッシュを決めたのが岡本大地で、佐藤に続くこととなった。3番手は太田格之進で、トップは3台で競われ、まさに一瞬即発状態に。
そのトップ争いで動きは、8周目のストレートで。太田が岡本をかわすと、徐々に差を広げていくこととなる。後方からのプレッシャーから脱したことで、続いて佐藤にも迫っていきたい太田ながら、なかなか隙を見せてはくれず。最後はコンマ4秒という僅差ではあったが、佐藤が逃げ切って2勝目をマーク。「勝ち方としては完璧だったと思うんですけど、後半ちょっとペースが上がらなかったので、明日はそこを改善していきたいですね」と佐藤。2位は太田で、3位は岡本が獲得。そして最終ラップに篠原拓朗をかわした、川合孝汰が4位でゴールした。
今度は予選3番手から、またしても好スタートを切った岡本大地が佐藤蓮に続くことに。3番手は太田格之進で、平良響と川合孝汰、そして平木玲次の順で1コーナーをクリアする。が、スタート直後にストールした車両を避けきれず追突した車両があったため、即座にセーフティカーが導入されることとなった。
4周目からバトルが再開。リスタートを完璧に決めた佐藤は1秒2の差を早くもつけ、それでも2番手につけていた岡本は、中盤に後続の集団に飲み込まれ、徐々に順位を落としてしまう。代わって2番手に浮上したのが川合で、続くこととなったのが平木。しっかり終盤には後続を引き離して、最後まで激しいバトルを繰り広げた。だが、12周目の1コーナーで平木は前に出ると、その後は川合に隙を見せることはなかった。
もちろん、その間にも佐藤は逃げに逃げて、今季3勝目をマーク。「レースの内容的には、今まででいちばん良かったと思います。次はホームコースなので負けられません。簡単なレースにはならないと思うので、また気を引き締めていきたいです」と佐藤。第3戦で10位だった平木が自己最上位となる2位を獲得して初めての表彰台へ、3位の川合も久々の表彰台へ。平良が大田らを抑えて4位を獲得した。
モータースポーツジャーナリスト。大学在籍時からモータースポーツ雑誌編集部に加わり、90年からフリーランスに転身。以来、国内レースを精力的に取材。本当に力を入れたいのは、非メジャー系レース。特にエントリーフォーミュラのスーパーFJに関しては右に出る者はいないが、並ぼうとする者もいないのが悩みの種?スーパーGT(主にGT300)とスーパー耐久は全戦取材を予定。6月14日生まれ、東京都出身。